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平成22年3月1日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2010年3月3日更新

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                                            日時:平成22年3月1日(月)13時30分~
                                            場所:第一応接室


幹事社 定例会見を始めたいと思います。知事の方からお願いします。

(チリ地震に伴う大分県の対応について)

広瀬知事 初めにチリの地震についてです。大変大きな地震で、多くの被害者が出たと伺っています。心からお見舞いを申し上げたいと思います。
 津波が押寄せるかもしれないということで、一昨日27日には津波災害連絡室を県庁に設け、28日には警戒本部に切り替えて、沿岸の市町村と連携を取りながら警戒にあたったわけです。
 おかげさまで、大分県では大きな被害がなくて済み、ほっとしているところです。
 いろいろ今回の教訓もありますので、沿岸市町村と協力しながら、東南海・南海地震に備えていきたいと思っているところです。
 被害に遭われたチリの皆様方には心からお見舞いを申し上げます。

(別府アルゲリッチ音楽祭)

 今日は、先ほどのスポーツに続き、文化について幾つかお知らせをします。
 一つは別府アルゲリッチ音楽祭です。
 今回で12回になりますが、4月9日から4月27日までビーコンプラザやiichiko総合文化センターをメインの会場にして開催されます。
 今年は生誕200年を記念してシューマンがテーマになっており、なかなか難しいテーマですが、是非、この音楽祭を大分県だけでなく、日本国中の皆さんに楽しんでいただきたいと思っているところです。
 4月9日からと申し上げましたが、4月9日はスペシャルコンサートinソウルがソウルで開催されます。4月14日には福岡市で開催され、大分では4月16日に大分県出身の若手演奏家のコンサートがまず開催されます。
 17日にはピノキオコンサートがあります。iichikoグランシアタで開催しますが、普通の音楽会は小学校に入った子どもからとなっているのですが、4歳から高校生とその保護者800名を無料で招待をして、子どもたちに音楽の醍醐味を実感していただこうということです。
知事近景 総監督のアルゲリッチさんは、子どもたちに音楽の良さを贈ってあげることについて非常に力を入れておられ、ご本人もこのピノキオコンサートに出演される予定になっています。なかなかいいコンサートになるのではないかと思っています。
 4歳から高校生とそのご父兄800人まで無料ということですから、是非奮ってお気軽にご参加をいただきたいと思います。
 18日には恒例のオーケストラコンサートがiichikoグランシアタで開催されます。もちろんアルゲリッチさんも出演されますが、指揮はチョン・ミョンフンさん、桐朋学園オーケストラと行います。曲目も大変難しい曲ですが、チャイコフスキーの「悲愴」、シューマンのピアノ協奏曲が演奏されます。
 最後の25日には、恒例のマラソンコンサートがビーコンプラザで開催されることになっています。
 今年の別府アルゲリッチ音楽祭は、ソウル、福岡市なども含めて非常に広範囲で、しかも期間も長く、シューマンをテーマに開催することになっています。
 是非よろしくお願いを申し上げます。

「第10回アジア彫刻展」の開催について [PDFファイル/94KB]

 もう一つ文化行事ですが、第10回大分アジア彫刻展を開催する運びになりました。
 1992年から、朝倉文夫先生を顕彰して大分アジア彫刻展が開催されていますが、いよいよ来年度、今年の秋ですが、第10回の展覧会を開催する運びになりました。10月9日に開会式を行い11月21日までの行事となります。
 今回は第10回ということで、展示だけではなくていろいろな行事を予定しています。三つあるのですが、一つはアーティスト・イン・レジデンス事業です。地元で活躍しておられるアーティストと一緒にお客さんが芸術を楽しみながら、あるいは作りながら楽しむことが出来るというものです。
 二つの「全国子ども彫刻展」は、「動物」をテーマに子どもたちから作品を募集いたします。さらに「まちじゅう・ちょうこく・フェスティバル」は、豊後大野市を中心に住民参加の野外彫刻展も行うことにしています。
 彫刻展そのものは、一般部門から361点、学生部門から70点、計431点、これは過去2番目だそうですが、それだけ多くの作品が寄せられ、一次審査で一般部門65点、学生部門12点が二次審査の選定に回されることになっています。二次審査は5月に行われますが、大変充実したいい作品がそろっているということです。
 第10回大分アジア彫刻展、豊後大野市を中心に開催されますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私の方からは以上です。


幹事社 発表項目について、質問をお願いします。
記者 最初に、昨日の津波災害の件ですが、久々に県内にも津波警報が発令され、実際に60センチの津波も押寄せているということで、ここの対応良かった、ここはもうちょっと課題があったとか、そういうのが知事がお感じになられているところがあればお聞かせいただけますか。
広瀬知事 住民の皆さんに対しては、避難勧告等がすぐに伝わりましたが、遊漁船で釣りに出かけている方、特に一番心配したのは磯に上がって釣りをしている人がいないかどうかということで、最終的には防災ヘリや県の取締船により、見回って周知をしましたが、その辺の連絡方法、今回は警戒警報が出て実際に津波が来るまでに相当時間があったので連絡する時間がありましたが、その辺が一つ。
 それから、もう一度検証してみなくてはいけないのだが、住民の皆さんに避難をしてもらいましたが、東南海・南海地震の時には20分で津波が来るという想定がありますから、近くに避難場所があったのかということも検証してみなくてはいけないと思っているところです。
 もう一つ、潮の状況、津波が来ているかどうかを計る検潮場所が大分市と別府市だけにしか置いてなかったわけです。本当はリアス式海岸の佐伯市あたりが一番心配ですが、そこのところになかったというので、さすがに気象庁も取り付けの作業をしていて、いよいよ検潮器がちゃんと動くかどうか試験をしなくてはいけないという段階だったので、佐伯の方の状況が掴めなかったというのがありましたが、今後は掴めるようになりますので、そんなこともポイントの一つとしてありました。
記者 昨日、私も取材していて、特に佐伯市で数万人に対し避難勧告が出され、実際に避難された方は300人程度だと言われていて、更にその方も津波警報が出ている最中にほとんどの方が自宅に帰られてしまった、という状況があったように聞いています。 避難勧告が実際効果を発揮していなかったのではないかと印象を持ったのですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
広瀬知事 避難勧告だからある程度前広に出しておこうということになるかもしれませんが、逆に、本当に危ない時にいつもの勧告かと思われたのではいけませんので、そこはよく検証してみるようにします。
記者 気象庁は、津波予測が過大であった、しかも注意報を出している時間が非常に長期にわたったため、全国の自治体が振り回されて、ご迷惑をおかけしたということで謝罪をしましたが、そういう観点から大分県内でも今の佐伯市の話があり、ある種、空騒ぎ的な部分もあったと思うのですが、その辺で気象庁や国の予測に対しておっしゃりたいことがあればお伺いしたいのですが。
広瀬知事 結果的にこういうことになりましたが、あの段階でもうちょっと正確にわからないかと言っても、ちょっと無理だったのかもしれないという感じがします。気象庁で分析をして、こういうことだからもうちょっとこんなことで良かったという分析があれば別ですが、私としては、迷惑したというよりも大きな被害にならなくて良かったと思っています。チリからの津波が、いつどういうふうな形でどこに来るかを予測するのはなかなか難しいという面はあると思います。
 直接来るものと、どこかに当たって反射して来るものと、いろいろなものがあるでしょうから、なかなか難しい点はあるのではないかと思います。
記者 より正確な予測を期待する部分はあるのでしょうか。しょうがないという感じなのでしょうか。
広瀬知事 一番大事なことは、時間も場所も津波の大きさも、出来るだけ正確にしてもらうことが大事です。大事ですが、それがわからない以上は、大事を取っておくこともしょうがないという気がします。
 気象庁も、今回いろいろとデータを得たと思いますから、それを分析してより精度の高いものにしていくのではないかと期待しています。
記者 先ほど情報伝達の話がありましたが、各報道機関と避難勧告などを放送するような協定に近いものを結んでいると思うのですが、今回、警戒本部の対策室に立ち入るなという話があったと現場にいた人間から聞いています。素早く情報を流すために我々も素早く情報を知らないといけない。今後、梅雨時がやってきて、このようなケースが考えられると思うのですが、個人情報保護法は報道機関にあてはまらないことは皆さんご存じだと思うので、我々に対する情報提供を含めて、速やかな情報伝達について改善できないものでしょうか。
広瀬知事 そのようなことがあったのは存じませんでした。
 出来るだけ報道機関に情報を伝えて、報道機関を通じて県民の皆さんに大事な情報が伝わるようにすることは非常に大事だと思います。隠す話は何もないと思います。ただ作業をしているところと報道機関に情報を伝えるところは分けておいた方がいいかもしれないので、分けた結果、全然情報が伝わらなくなったということのないように、定期的に情報をお伝えすることは非常に大事なことだと思います。早速調べて対策を取ります。
 だからといって、作業をしているところを開放して、さあどうぞ、というわけにはなかなかいかないと思います。
幹事社 発表項目以外のことをお願いします。
記者 菅財務大臣が消費税の問題で議論を進めなくてはいけない、ということを言っているかと思うのですが、消費税の増税の是非についてと、地方消費税の拡充も含めて、どういうお考えか伺わせてもらえますか。
広瀬知事 昨年の全国知事会でも、国も地方も、今財政がなかなか厳しい中で、出来るだけの無駄を省いていく、行財政改革をしていく、という努力もしなければいけないが、それだけでは足りないかもしれない、しかるべき税制について、消費税の検討も聖域として考えないというわけにはいかないのではないか、と議論をしたところです。
 いろいろと政策的なニーズが出てくる中で、それをどういう形で負担をしてもらいながら提供していくかについては考えなければいけないのではないか、という感じはしています。
 民主党としては、これまでそのことは考えないということでずっとやってきたと思いますが、政権を取ってみたら、やはりそれでは済まないということになったのかもしれないと思います。知事遠景
 特に違和感はありません。ただ、そのためには無駄を省くとか行財政改革をしっかりやって、もうこれ以上はできない、かなりやったというところまでやらなくてはいけないだろうし、そういう中で、やるべき政策をゼロから見直して、これはもういらないのではないか、これは更に出来ないか、ということもしながら財源対策を考えていくことが前提として大事です。それからタイミングです。こんなに景気が冷え込んでいる時はなかなか難しいと思いますし、そのあたりもよく考えてみなくてはいけないのではないかと思います。
 ただし、その話は冒頭からあり得ない、とこれまでしていた民主党の考え方は、政権党としてどうかと思っていました。
記者 地方消費税については。
広瀬知事 当然その中で考えてもらわなくてはいけません。
記者 一義的には大分市が考えることだと思うのですが、先週、パルコが来年2月で閉店することが発表されました。県都の駅前の一等地にある、あれだけの商業施設がなくなるということで、JRの高架化等も含めてかなり影響が大きいと思うのですが、県として今後どういうふうなことを考えていかれるか、知事のお考えとしてはどうでしょうか。
広瀬知事 最近、太平洋セメント大分工場佐伯プラントのセメント生産中止という話があり、今度またパルコの閉店があったわけです。こういう経済情勢の中で、企業としてもいろいろな決断を迫られるという面があるのかもしれないが、特にパルコについては、県都のしかも中心市街地で若者から非常に親しまれた店であるだけに、これがなくなるというのは非常に残念な思いがします。
 中心市街地活性化基本計画を今作っていますし、我々も大分市のお手伝いをしながらいいものを作っていこうとしている最中で、市として、県として、この県都大分市の中心部をどういうふうにするのかが早く見えてくることが大事なことだと思います。先の見通しが、企業の経営判断にもいろいろといい影響、悪い影響を及ぼすと思いますから、我々としては中心市街地の活性化に力を入れていくことが大事ではないかと思っています。
 今回のことは非常に残念に思っています。
 この先を心配しています。何とか中心市街地の立て直しをしていかないといけないと思います。
記者 パルコ自体は否定したのですが、福岡市に来月パルコが出来て、九州新幹線が来年出来るということがあります。そのあたりが、この東九州が落ちている影響に出て来ているのではないと思うのですが、そのあたりは知事はどのようにお考えですか。
広瀬知事 九州新幹線そのものが出来るというのは、西の方に新幹線が出来て東の方が置去りにされるという議論があるし、そのことで影響がないとは言わないが、しかし、新幹線が出来ても、そこから新幹線で来て、そして東の方に来るというのはいくらでもありうることで、そういう条件の中で東部九州がどう地域力を発揮していくか、という知恵の出しどころではないかと思っています。向こうには新幹線があって、こちらにはないから駄目だと考える必要は毛頭ないのではないかと思っています。
 こちらは新幹線のない静かな所だというPRの仕方もあるかもしれない。あまり、そこを条件が悪いというふうに考えてはいけないのではないか、いままでだって、大変条件の悪い中ここまで頑張ってきているので、そこはあまり気にする必要はないのではないか。
 それにしても、その中でどうやってこの地域を光らせていくのか、どうやって盛り立てていくかは、市も県もよく考えていかなくてはいけないと思っています。我々も同じ思いで大分市と一緒に頑張っていきます。
記者 この間、大分フットボールクラブの青野社長が県議会に来られて、1年でJ1に戻るための方策として、財務体制を改善しなくてはいけないという中で減資をお願いしたい、ということを言われたのですが、そうなると、おもいきり県に跳ね返ってくる話ではあるのですが、どのように思っていらっしゃいますか。
広瀬知事 青野さんがどういうコンセプトで、お話の中で言われたのか知りませんが、とにかく、そんなことを心配しなくてはいけないぐらいまず成績を上げてこい、と言いたいです。これから、いよいよ試合が始まりますから、存分に戦っていい成績上げて、知事の頭を悩ますぐらいにしてくれ、こういう気持ちです。
 今、そうなったら大変だ、是非3位より下になってくれ、という気持ちは全然ありません。
記者 成績に目途がついてからではタイミング的に間に合わないこともあって、どうなるかわからない段階で、株主さんに要請することになると思う、というようなことだったのですが。
広瀬知事 そういうことだと思います。会社の社長さんとしては、トリニータが3位以内に入ったが財政的に不安定だからJ1復帰が出来ない、ということのないように、いろいろなことを考えておくのは社長さんの仕事でしょうし、我々も出資者として、いろいろなことを考えておかなければいけないが、今特にそのことでコメントをするよりも、是非いい成績を取って追い込んでみてくれ、という方が先です。
記者 ネーミングライツのちょっと細かい点に戻るのですが、先ほどの契約額4,000万円プラス消費税ということで、ただ新日本石油さんとの契約と額が違うのは、J2に落ちたということと厳しい経済状況。あくまでも確認なのですが、3年間の途中で、もしJ1に上がっても、県下のこの情勢だと値上げ交渉は厳しいか。
広瀬知事 3年間でいくらですからということです。出資の話ではありませんが、大変人気が出て大変強くなって、ネーミングの価値が相当変わってくる、ということだってあるだろうし、今私が、そんなことは絶対申しませんということを申し上げる必要はないのではないかと思っています。
 ただし、契約は1年間4,200万円3年間になっていますので、契約上はそれでご理解をいただきたい。
 そういう気持ちになってみたいものですが、相手の大分銀行さんにしてみると、J2になってこんなに取るのですか、という気持ちはあるでしょう。いや1年だけです、後はずっと上がっていきますから、ということを言いながら交渉しているわけです。
記者 先日、大蘇ダムの件で上京されて、副大臣といろいろ話をしたと思うのですが、取材した者に聞くと、ある程度、知事に漠とした方針が示されたという話になっているようですが、その辺、熊本県知事との整合性等もあって難しいところがあるかもしれませんが、その方向性というのは。
広瀬知事 この間、4点言ったのですが、大谷ダムなどいろいろな話が出るが、やはり住民の皆さん、生産者、土地改良区の皆さんは、30年間大蘇ダムから安定的に水が流れてくることを期待しているのだから、大蘇ダムでやってください、そこのところが大事ということが一つ。
 それから、我々はこれまで相当負担をしていますから、後は国でやってくださいということが二つ目。
 三つ目は、率直に言って、今のような状況で水の利用料を徴収する、と言ってもなかなか徴収出来ませんよ、夜中に起きて少しの水を時間水で分け合うということでは、みんな喜んで水の使用料を払いませんよ、そうすると維持管理が大変ですよ、そこのところもよく考えてください、ということを言って、そんなことを考えた対策をちゃんと作ってください、それで1回、ちゃんと大臣なり副大臣が来て住民の皆さんにお話をしてください、ということを言いました。
 副大臣からは、「そうします」ということだから、むしろ、土地改良区の皆さんの話を聞いて、それを伝えたつもりですが、それを踏まえて検討をして、近々おみえになると私は考えています。
記者 副大臣の「そうします」というのは、説明ということもそうですが、事前に知事が要望されたことに対して基本的に「そうします」ということか。
広瀬知事 何に「そうします」ということかはなかなか難しいが、それについて、特に反応はなかった。
記者 知事としては、説明はもちろんそうですし、要望されたことに対しても前向きな話として受け止められたということか。
広瀬知事 例えば、大谷ダムでどのくらい水量が取れるのかとか、少々負担をしてくれとか、そういう話が向こうからあったわけではないから、ということです。聞いていただいたと私は思っています。
 「そうします」ということは、おみえになってお話をした方がいいですよ、事業をしているのは農林水産省で、受け手は土地改良区の皆さん、だからその関係で直接お話をなさった方がいいですよ、と私が最後に言って、副大臣が、それではそうしましょう、ということでしたから。
幹事社 その他、特にありませんか。
 どうもありがとうございました。
広瀬知事  どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。

[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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